高配当銘柄である第一三共の株式に投資する際の注意点

薬品の中でも比較的高配当銘柄である第一三共株式会社の株式に投資するにはいくつかの注意点があります。第一三共は元々は第一製薬という会社と三共製薬という全く異なる製薬会社同士が合併した会社です。後発のジェネリック薬品をメインとするのではなく、新薬を開発してパテントを取得し、ワールドワイドの製薬市場で利益を得ることをビジネスモデルにしています。有名な新薬として、メバロチンという高脂血症治療薬は1990年代後半に認可され、大ヒットの製薬となりました。このとき、投資していた株主は相応に利益を得ることができました。また、やはり1990年代後半に開発されたタリビットとその後新たに開発されたクラビットは感染症に強い効果を発揮するため、一時期はHIVにも効果があるのではないかと考えられたほどです。今日は各種感染症に罹患した患者様に投薬されています。このように第一製薬の株式は、ジェネリックと異なって、常に新しい新薬の開発がないと株価の反応もよろしくありません。ただ、第一三共は過去の利益の蓄積のおかげで、欧米の巨大製薬会社には及ばないものの、継続した研究開発が可能な財務内容であることと、個人投資家にとってありがたい高配当銘柄であるということです。現在、株価が2500円前後で推移しており、来期の一株利益予想が107円に対して来期配当予想が70円と、配当性向が7割を超えており、単純な配当利回りでも2.8%と優良企業かつ新薬開発での大化けする魅力を兼ね備えていることを考えると投資先としては大変魅力的であると判断できます。ただ、気を付けなければならないことは、新薬開発情報のみで投資してしまうと、時として新薬の売り上げが思ったように伸びず、株価の高値づかみになる場合があります。この点は注意が必要です。

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